「うっかり内側から押してしまい、車のボディが外側に膨らんでしまった…こんな“凸”って直せるの?」「デントリペアって凹み専用じゃないの?」と思ったことはありませんか?
そう思う方もいるかもしれません。
実は、凹みだけでなく、条件によっては凸の状態もデントリペアで修復できることがあります。
この記事では、凸のデントリペアがどこまで対応可能なのか、DIYでの修理はできるのか、そしてプロに依頼すべきケースの見極め方など、知っておくべき基本ポイントを3つに絞って解説していきます。
凸のデントリペアは可能?知っておくべき3つの基本ポイント
車の外側が膨らんでしまったとき、どうすればいいのか迷いますよね。
この記事を読むことで、凸でも修理できるのかどうかがわかります。
- デントリペアは基本的に「凹み」を直す技術
- 凸の修理もできるが、条件によっては難しい
- 凸の修理に向いているケース・向いていないケース
まずは基礎から一緒に見ていきましょう。


デントリペアは基本的に「凹み」を直す技術
デントリペアとは、車のパネルなどにできた小さなへこみ(凹み)を裏側から押し出したり、表から引っ張り出して修復する技術です。
塗装を傷つけずに済むため、鈑金や再塗装に比べて時間も費用もかからず、元のボディラインをそのまま維持できるのが特徴です。
ただし、これはあくまでも「凹んでいる」ことが前提の技術です。
内側から押してしまったことで表側が盛り上がっている“凸”の状態は、本来の想定とは異なります。
そのため、凸を直す場合には通常のデントリペアとは違うアプローチが必要になるのです。


凸の修理もできるが、条件によっては難しい
凸になった部分を直す場合、多くのケースでは「ポンチ」や「ハンマー」などを使い、表面を少しずつ叩いて平らに戻すという作業が必要になります。
ただし、誰でも簡単にできるというわけではありません。
たとえば、膨らんだ箇所の周囲にシワがある、塗装が割れている、アルミ素材であるといった場合は、力加減を誤るとさらに状態を悪化させてしまう恐れもあります。
つまり、「凸だからといって全部が直せるわけではない」ことを、最初に理解しておくことが大切です。
凸の修理に向いているケース・向いていないケース
凸の修理に向いているのは、膨らみが小さく、周囲にシワや塗装割れがない軽度なケースです。
たとえば、ツールで押してしまったときの「ポコッ」という軽い膨らみなどが該当します。
一方、向いていないのは、塗装がすでにダメージを受けていたり、広範囲に波打ってしまっている場合です。
このようなケースでは、無理に自分で直そうとすると状態を悪化させかねません。
慎重に判断し、必要に応じてプロの判断を仰ぐのが得策です。
まとめ
凸のデントリペアは、凹みと比べると難易度が上がりますが、修理できるものです。
塗装の状態や凸の形状の確認はプロに任せる方が確実です。
凸を見つけたらまずは落ち着いて状況を観察し、修理方法を慎重に選びましょう。
安全で確実な方法を選ぶことが、愛車を守る一番の近道です。
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